タダラフィルの処方と医師の問診

タダラフィルを含む製剤は、EDの治療薬として世界的にもポピュラーなものですが、日本国内では医師の処方箋がないと購入することができない処方箋医薬品としての扱いとなっています。タダラフィルには血管拡張作用があり、性行為の前に服用することによって、性器の血管を拡張して海綿体に血液が十分に送り込まれるようになるため、EDの問題は解消されます。しかし、こうしたタダラフィルの作用は、血圧への影響から別の副作用を引き起こすおそれもあり、素人判断で服用することには危険性がともなうため、専門知識をもった医師の処方箋が必要とされているのです。
タダラフィルを含むED治療薬の処方を受けようとする場合、まずは泌尿器科、その他ED外来などの窓口をもっている病院などを訪れ、医師の診断を経ることになります。その際、診察をスムーズにするため、所定の問診票に必要事項をまえもって記入するように要求されることが多いといえます。
こうした問診票への記入事項ですが、たとえば、現に心臓の病気にかかっているか、ニトログリセリンなどの硝酸剤を使用しているか、肝臓や腎臓の病気があるか、高血圧などの血圧の異常があるか、性器の屈曲などの病気があるか、脳梗塞などの血管の病気があるか、などといったことがらが挙げられます。
これらを質問する意図としては、タダラフィルの服用による血圧の変化によって他の持病が悪化するおそれがないかどうかや、他の医薬品との併用による相互作用によって意識低下などの重大な副作用をもたらすおそれがないかどうかなどを、専門の医師としての視点から、慎重に判断するということがあります。そのため、こうした問診票に書かれた事項については、偽りなく正しく回答する必要があります。