高血圧治療でのタダラフィルとED治療薬の粉砕使用方法

タダラフィルは、ED(勃起障害)治療以外には「肺動脈性肺高血圧症」の治療薬として使われています。タダラフィルには血管拡張を助けて血流を改善させる作用があるので、高血圧の症状にも効果があるからです。
そのため、薬の飲み合わせによっては、血圧を下げすぎてしまう危険性があります。
タダラフィルが血流を良くする仕組みは、PDE5(ホスホジエステラーゼの5型)酵素を阻害することで起こります。PDE5には血管拡張を抑える作用があります。血管が拡張されるのはcGMP(サイクリックグアノシン一リン酸)という物質の働きで起こりますが、PDE5酵素はこれを壊してしまう働きがあります。すると血管が収縮してしまうのです。
タダラフィルはこのPDE5の働きを邪魔して、血管拡張物質の働きを続けさせる作用があります。なので、ED治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれることもあります。
血管拡張を助けるので、ペニスへの血流を増加させることができます。また、血管が広がることで血圧を下げる働きがあります。
ED治療薬は、粉砕して飲んでも良いことになっています。分割して飲む方法が一般的ですが、効果が強すぎるというときには粉砕して飲んでも良いです。粉砕すると飲みにくいので、オブラートで包むなど工夫すると良いかもしれません。粉砕して使えば、本来よりも薬の費用を抑えて使うことが出来ます。
タダラフィルは食事の影響を受けにくいED改善薬として人気があります。効果持続時間が約36時間と1日半もちます。タダラフィルには血管拡張を助ける働きはありますが、性欲を増幅させるような効果はありません。なので、作用を発揮させるためには、性的な刺激を脳に与える必要があります。

タダラフィルの処方と医師の問診

タダラフィルを含む製剤は、EDの治療薬として世界的にもポピュラーなものですが、日本国内では医師の処方箋がないと購入することができない処方箋医薬品としての扱いとなっています。タダラフィルには血管拡張作用があり、性行為の前に服用することによって、性器の血管を拡張して海綿体に血液が十分に送り込まれるようになるため、EDの問題は解消されます。しかし、こうしたタダラフィルの作用は、血圧への影響から別の副作用を引き起こすおそれもあり、素人判断で服用することには危険性がともなうため、専門知識をもった医師の処方箋が必要とされているのです。
タダラフィルを含むED治療薬の処方を受けようとする場合、まずは泌尿器科、その他ED外来などの窓口をもっている病院などを訪れ、医師の診断を経ることになります。その際、診察をスムーズにするため、所定の問診票に必要事項をまえもって記入するように要求されることが多いといえます。
こうした問診票への記入事項ですが、たとえば、現に心臓の病気にかかっているか、ニトログリセリンなどの硝酸剤を使用しているか、肝臓や腎臓の病気があるか、高血圧などの血圧の異常があるか、性器の屈曲などの病気があるか、脳梗塞などの血管の病気があるか、などといったことがらが挙げられます。
これらを質問する意図としては、タダラフィルの服用による血圧の変化によって他の持病が悪化するおそれがないかどうかや、他の医薬品との併用による相互作用によって意識低下などの重大な副作用をもたらすおそれがないかどうかなどを、専門の医師としての視点から、慎重に判断するということがあります。そのため、こうした問診票に書かれた事項については、偽りなく正しく回答する必要があります。

タダラフィルで直らないEDとは

タダラフィルは性的興奮を覚えても勃起しない状態を解消してくれる薬です。
5mg、10mg、20mgの3種類があり、症状に合わせて使用されます。
勃起力の弱い方のために処方されますが、勃起力が続かない方も対象となります。
挿入前はガチガチ状態を維持できても、挿入すると中折れする方もおり、そうした方にもタダラフィルは処方されます。
マイルドで効き目が長く続き、性行為のタイミングを逃してしまっても、翌日まで効果が残っています。
36時間という持続時間は他のどんなED治療薬よりも長いものです。

ただし、タダラフィルは興奮作用はないので、興奮不足により立たない状態には使えません。
興奮が不足している状態は、いわばあまり性行為をしたくない状態です。
このような状態で勃起してしまえば、生活に支障をきたすことになります。
通勤中や仕事中に勃起して股間が大きくなっているのは格好の悪いものです。
薄着をする時期ですと、勃起しているのがすぐにわかってしまうでしょう。
勃起するべきタイミングは、性行為をするときだけでよく、それ以外は正常なペニスであるべきなのです。

タダラフィルは興奮を感じなければ勃起しないため、もともと性的欲求が弱い状態の勃起不全は直らないのです。
このような場合、ペニスに問題があるのではなく、女性に対してあまり興味を持っていない可能性もあります。
若いころから性行為を始めている男性は、30代くらいで飽きてしまうケースがあり、立ちが悪くなることがあります。
性的欲求が弱ければペニスが立たないので正常であり、これはEDには該当しません。
タダラフィルは興奮剤や媚薬ではないので、興奮しない状態を改善することはできないのです。

タダラフィルと服用する回数

タダラフィルは、男性のED治療薬として普及している錠剤に含まれている有効成分です。このタダラフィルには、血管を収縮させて血液の流れをさまたげているPDE5とよばれる酵素を阻害する作用が認められています。そのため、血管が収縮して男性の性器に十分な血液が行き渡らないことによって起きるEDの症状を改善するには、たいへん効果的な成分であるということができます。
タダラフィルを含む錠剤の服用量や服用回数ですが、標準的には1日1回、タダラフィルとして10ミリグラムにあたる分量が適切であるとされています。ただし、10ミリグラムでは十分な効果が得られないという場合については、20ミリグラムまでは増量することができるとされています。この20ミリグラムに増量した場合であっても、1日1回という回数の原則は守り、1回服用したあとに再度服用するときは、前回から24時間の間隔を置くことが必要であるとされています。
こうした量や回数の制限は、タダラフィルの副作用を避けるという意味で大切なものです。一般に、タダラフィルを服用したとによる副作用としては、頭痛、めまい、ほてり、動悸、低血圧、腹痛、下痢、視覚異常などといったものが知られています。これらは定められた用法・用量の範囲内にあればそれほど重大な症状に発展する可能性は低いものですが、過度の服用では重大になるおそれも高くなります。
そのほか、持病として腎臓機能に障害を抱えている人については、タダラフィルの服用によって病状が悪化する可能性があるため、まずは1日1回、5ミリグラムから服用を開始し、慣れてきた場合であっても10ミリグラムを超えないようにするという注意事項があります。

タダラフィルの効果を減弱させるBMIと抗うつ剤

タダラフィルは日本ではシアリスという名前で勃起不全症に応用されている医薬品です。日本において勃起不全症で承認を受けている医薬品は、バイアグラ(クエン酸シルデナフィル)とレビトラ(バルデナフィル)があります。シアリスはこれらと比較して、作用がマイルドな薬で、効果発現までに時間がかかるものの、併用禁忌となっている薬の数が少なく、副作用発現率も低く、さらに作用持続時間がバイアグラ、レビトラより長くなっている便利な薬剤となっています。このシアリスの効果は様々な因子により効果が増強したり、減弱したりしますが、ここではBMIと抗うつ剤の併用という2つの因子との関係について説明します。
まずBMIに関してはBMIが高い方にはシアリスは効果が出づらくなる傾向があります。単純に肥満といっても勃起不全症に与える影響はさまざまですが、コレステロール値の上昇や血糖値の上昇による動脈硬化の影響が主に考えられます。肥満とコレステロールの結びつきは納得いきますが、肥満と血糖値の関係性に関してはピンとこない方もいらっしゃると思います。肥満によって体内のアディポネクチンという物質の分泌が低下することで、耐糖能の低下、つまり血糖値のコントロールがうまくできず高血糖になりやすくなってしまうのです。コレステロール、血糖はともに動脈硬化を引き起こし、血管の弾力を無くし、シアリスによる血管拡張効果が得られにくくなります。
また、抗うつ剤との併用に関してですが、三環系抗うつ剤は抗コリン作用を有しており、これは血管収縮に作用します。つまり、血管拡張を主作用とするシアリスの効果を減弱させます。また、SSRIやSSRIといった抗うつ剤は、セロトニンの作用が増強するために感覚機能が低下し、勃起を引き起こしづらくなるため、シアリスによる勃起誘発を妨害します。

タダラフィル(シアリス)が保険適用になる日

タダラフィル(シアリス)が保険適用になる日が来ることを期待している人は、多くいます。
現在は保険適用ではなく、手に入れるためにはクリニックで処方してもらい、代金を自費で支払う必要があります。
価格は、1錠あたり約1500円から2000円ほどです。
わずか数錠購入しただけでも、万単位の出費となるのです。
そのため保険適用になる日を期待している人が多いのです。

実はタダラフィルは、シアリス以外の薬の主成分にもなっています。
肺動脈性高血圧症や前立腺肥大の治療薬の主成分としても使われているのです。
そしてそのどちらの治療薬も、保険適用となっています。
特に前立腺肥大の治療薬の方は、つい最近保険適用となったばかりです。
そのため、同じタダラフィルを主成分としているシアリスも、近いうちに保険適用になるかもしれないという期待が、一層大きくなっているのです。

しかし現時点では、シアリスは保険適用外です。
また、肺動脈性高血圧症や前立腺肥大を装って治療薬を3割負担程度の支払いで手に入れて、ED治療のために服用することは、禁じられています。
当然クリニック側も、違法とならないように慎重に処方しています。
そのため、保険適用内でタダラフィルによるED治療をすることは、今はできないと言えます。

前立腺肥大症に伴う排尿障害とは

前立腺は男性に存在する臓器で膀胱と尿道の括約筋の間に存在し精子の働きを助ける物質を分泌しています。
この前立腺に関わる疾患として前立腺肥大症があります、この前立腺肥大症の患者数は推定400万人で55歳以上の5人に1人が発症するといわれています。
前立腺肥大症とは前立腺が加齢とともに肥大して、もしくは前立腺の中の筋肉が過剰に収縮する病気です、症状としては膀胱から尿が出て行く通路を障害するために排尿の症状として尿の勢いが弱い、尿が出るまでに時間がかかる、おなかに力を入れないと尿が出ないや排尿後、尿が膀胱に残っている感じがするなどの症状や蓄尿の症状としては、がまんできない尿意をもよおす、2時間以内にもう一度トイレに行く、トイレに間に合わず、もれることがあるなどの排尿障害がおこります。
前立腺肥大症に伴う排尿障害がおこった場合には薬物による療法や手術療法または低侵襲性の治療法があります、薬物療法は緊張した前立腺をリラックスさせる事により症状を治すことが出来ます。
他には抗男性ホルモンで男性のホルモンの働きを弱め、前立腺を縮小させる事で改善する方法もあります、ただし効果がでるまでに3ヶ月から6ヶ月の時間がかかります。

排尿障害治療薬としてのタダラフィルと保険

2014年1月にタダラフィル錠ザルティアが排尿障害治療薬として厚生労働省より認可され、同年4月から国内で販売されるようになりました。
このニュースは報道で大きく扱われていましたが、実はその理由はED治療薬シリアスと関連があるからなのです。
シリアスは医師の処方によるED治療薬ですが、保険適用外となっています。
しかし、それでも効果が高いため大変人気のある薬ですが、今回排尿障害治療薬として認可されたタダラフィル錠ザルティアは、実はこのシリアスと中身は全く同じものなのです。
では、なぜ名称が違っているのかというと、ED治療薬としては保険適用外ですが、排尿障害治療薬としては認可されているため保険が適用されることになり、中身は同じ薬であってもシリアスと表示することはできないのです。
さて、こうしたことが報道で広まり、排尿障害治療薬タダラフィル錠ザルティアがEDの治療にも保険適用で処方されるのではないかといった期待を持つ方が増えているようです。
しかし、厚生労働省がこうした使用は認められないと発言し、それを受けた医療関係者も慎重になっていることから、現在ではその期待は不可能なようです。
ただし、今後タダラフィル錠ザルティアの効能や効果に新発見や変化があった場合には、新たな展開となる可能性はあるでしょう。

ED治療効果はタダラフィルの副作用

現在、人々が想像するより多くの男性がEDに悩んでいます。
このEDとは、日本では「勃起障害」と言われていますが、全く勃起しない症状だけを指しているわけではないです。
性行為をしようとしても勃起するのに時間がかかったり、性行為中に萎えてしまったりする事もEDに含まれます。
男性はEDになると性行為が満足に行えなくなりますし、相手の女性との関係に亀裂が入る事もあり得ます。
また、このような症状を訴える男性は、年齢が高くなるほど増えていきます。

ではどうすればよいかと言いますと、タダラフィルという成分を含む薬を医師に処方してもらう事です。
これは近年承認された薬で、ED治療効果があるとされています。
タダラフィルは、日本で発売される前から世界で広く使用されていました。
それだけED治療効果が大きいと認められているのです。

タダラフィルの特徴の一つに、効果が持続する時間が長い事があげられます。
昔から有る薬は有効性が6時間くらいまででしたが、タダラフィルの場合は36時間とされています。
ですから、効き目が無くなるのを心配する必要があまりないと言えます。

また副作用については、頭痛がしたり顔がほてったりする事があります。
これは重い症状ではなく、あまり気にする必要のない程度とされています。